安平町教育委員会は、早来地区に2023年度開校する小中一貫の義務教育学校について、校名の最終候補を「早来学園(はやきたがくえん)」に決めた。公募、投票を経て選んだもので、27日に開催される町教育委員会、町議会全員協議会などで説明し、3月の正式決定を目指す。
校名については昨年9月に年齢、居住地を問わない形で公募(アンケート)し、校種名(―学園)や地名(安平、早来など)、植物名(スズラン、カシワ)を表現した案など69点が寄せられた。この中から「早来学園」「早来未来学園(または早来みらい学園)」「早来柏学園(または早来かしわ学園)」の3案に絞り込んだ。
さらに昨年12月13~17日、義務教育学校に通うことになる安平、早来、遠浅の3小学校の児童と早来中学校の生徒が投票し、「早来学園」が最多の136票となり、支持を得た。選んだ理由として、「シンプルで覚えやすい、書きやすい」や「誰にでも分かりやすい」が挙がった。
このほか、「早来未来学園(または早来みらい学園)」98票、「早来柏学園(または早来かしわ学園)」58票となったという。
町教委は今後、教育委員会や町議会に最終候補の決定に至った旨を報告。3月の町議会定例会に新しい学校名に関する条例改正案を提出し、可決されれば正式に決定する見通しだ。