白老町のポロト湖で20日、冬の風物詩ワカサギ釣りが解禁された。シーズン到来を待ちわびた愛好者が集まり、氷の下の小さな魚が糸を引く感触を楽しんだ。
湖面に張った氷の厚さが20センチ以上になったため、昨シーズンより3日遅れで解禁。防寒着に身を包んだ人たちが次々に訪れ、氷に開けた円い穴に糸を垂らした。
苫小牧市の会社員岩野観さん(31)は「魚が針に掛かったとき、さお先に伝わる繊細な感触が魅力」と話し、友人の吉本奈桜さん(19)も「面白いですね。またやってみたい」とさおを手に笑顔を見せた。
釣りは有料で、当日券は大人(中学生以上)500円、子ども200円。早朝から日没まで楽しめ、期間は3月上旬まで。湖畔のポロトの森インフォメーションセンターで氷の穴開け道具を無料で貸し出しているほか、有料レンタルの釣りざおを用意。餌や仕掛けも販売している。
営業時間は午前8時から午後4時。トイレや50台分の駐車場もある。問い合わせは同センター 電話0144(82)6755。
昨シーズンは昨年1月17日~3月7日の期間中、2689人が来場した。