平取町と町アイヌ総合政策推進協議会共催の地域イオル再生事業・自然体験会「チンル(かんじき)・シノッポンク(遊びの小弓)づくり体験」がこのほど、同町二風谷のチセで開かれた。
町内から9人、札幌から4人が参加し、平取アイヌ協会員が講師となった。参加者たちは丁寧なアドバイスを受けながら完成させると、屋外へ出て小弓を使っての的当てや、かんじきを履いて雪の中を歩き、歓声を上げた。
札幌市から参加した手稲北小学校4年生の福井初菜さんは、「3年生まで平取に住んでいたので、小弓を作ったのは2回目。久しぶりに作ったので少し難しかった」と話した。