浦河町大通2の中心街にある浦河神社(酒井俊宮司)の境内で、15日まで恒例の「どんど焼き」が行われている。町民が午前中から縁起物の正月飾りなどを持ち込んで焼き、今年1年の無事を祈っている。
「どんど焼き」では、正月飾りが燃える中でこの煙を体に浴びると、病気にかからないという言い伝えがある。同神社は10日に始め、15日まで午前9時ごろから午後3時くらいまで行っている。悪天候の日は行わない。
炎が上がると、次々と家族連れなどが足を運び、祭壇に手を合わせて今年1年の無病息災を祈願している。
同神社によると近年は、飾り物以外に家庭の不要品が持ち込まれることが増えている。鏡餅の容器や箱、人形、だるま、年賀状、写真、結納品などは対象外で、酒井宮司は「人のいない早朝や夜に家庭の不要物を受け入れ場所に置いていくのはやめてほしい」と話す。捨てづらいものは塩で清めて紙に包み、一般ごみと別の袋に入れ、各自で処分するよう呼び掛けている。