吉本興業所属のお笑いコンビ「アップダウン」の竹森巧さんによる新春音楽ライブ「Music Live in安平」が8日、安平町の追分公民館で開かれた。力強い歌声や和太鼓演奏、書道パフォーマンスとコラボレーションしたステージを披露し、来場した町民らを笑顔にした。
竹森さんはお笑いコンビとして活躍する傍ら、自身で作詞作曲を手掛け、メジャーデビューも果たすなど音楽分野でも精力的に活動。新春ライブは、町内在住で農業を営む高林優一さんとのつながりで今回初めて実現した。
この日は中島みゆきさんが歌う「糸」、岩崎宏美さんに楽曲提供した「絆」などアンコールを含め12曲を熱唱した。自慢のトークで笑いを誘ったほか、自身が作詞作曲する「北海道」では札幌市の書道家、内海秀翠さんが登場し、書道パフォーマンスで歌詞の一部を鮮やかに書き上げた。このほか地元の早来すずらん太鼓が迫力満点の演奏を披露し、来場者を楽しませた。
ライブ後、取材に応じた竹森さんは「全力でやり切ったので達成感でいっぱい。反応も良かったし、また安平町でやりたいと思わせてくれた」と感想を話し、今後について「1回で終わるのではなく、続けることが重要。これを機に安平の人たちと交流を深めていけたら」と希望していた。