―シーズン終盤の9月7日に2桁勝利に王手をかけたが、そこから足踏み状態になった心境を。
「早く10勝したい気持ちはあったが、最初の1勝とはまた違った難しさがあった。自分の球も落ちかけていたので、対戦する打者にも対応され始めていてプロの壁を感じた」
―最終戦で悲願の10勝目を挙げ、栗山英樹前監督の花道も飾れましたね。
「絶対に勝たせて終わるんだ―という気持ちを持ってマウンドに上がった。身体的にしんどい時期ではあったけど、自分だけでなく選手全員が『監督に勝利を』という気持ちがいい結果につながったと思う」
―シーズン中、母校の駒大苫小牧高や北洋大の奮闘をどう考えていたか。
「お世話になった監督やコーチと連絡を取り合っている中で1勝1勝を喜んでくれた。互いに気にしていたことはいい刺激になっていた。これからも応援してくれる人をプレーで楽しませたい」
―フル回転のシーズンとなった1年目を総括すると。
「四球が多かったのは課題。効率の良さを求めてオフの練習に取り組みたい。6、7回ではなく、その試合を任せてもらえるくらいの投球を目指したい」
―新庄剛志新監督の印象について。
「はっきり言ってくれる人なので選手も応えやすい。選手と同じ考えを持ってくれているのでついて行きたいと思える。来シーズンが楽しみ」
―来季への抱負を。
「1年目の数字をベースとして勝利数、防御率すべてにおいて少しでも上回る結果を毎年出していきたい。調子が上がらない時期も勝てるような投球ができればいいと思う」