ときわ澄川ライオンズ(苫小牧)に所属する田中愛子(澄川小6年)、片桐心絆(錦岡小6年)が25、26両日に岡山県倉敷市で開かれる西日本選抜女子学童野球岡山大会に、北海道選抜スノーホワイトの一員として出場する。今季市内の各種大会で好成績を挙げたときわ澄川を攻守でけん引してきた2人。大舞台でも活躍を誓った。
西日本選抜女子大会は、新型コロナウイルスの影響で2年ぶりに開催される全国級の一戦。スノーホワイトは2017、18年の大会を連覇、17チームが出場した前回19年大会では準優勝した輝かしい実績を持つ。今年は11月の選考会(歌志内市)を経て16人が選出された。
ときわ澄川の一塁手で主将も担ってきた田中は「とにかく持てる力を全力で出そう」と選考会で持ち味の打力などを披露し、見事メンバー入り。寺島正吉監督が「チーム一の努力家」と称する選手だ。
苫小牧市内全チームが今季最後に集った10月の苫小牧宅建協会旗争奪大会では、トーナメント決勝で勝負を決める一打を放ち、優勝に貢献している。
ティーバッティングなど地道な練習を続けることで「自分のプレーに自信が持てるようになった」と田中。西日本選抜大会では「ヒットをたくさん打ってチームに貢献したい」と意気込む。
投手や遊撃手として活躍する片桐は、10月に市内で開催された道学童軟式野球都市対抗戦の苫小牧選抜にも名を連ねた。田中に負けないほどの頑張り屋で「野球センス抜群」(寺島監督)だ。
選考会ではピッチングや守備のテストで実力を発揮。「制球を意識して投げることができた。守備ではミスをしても諦めずにプレーを続けた。選ばれて良かった」と笑顔を見せる。
今回、スノーホワイトは優秀な投手がそろったが、「投手として試合に出たい」と熱望。「仲間を信じて打ち取る投球ができたら」と語った。