とまこまい広域農業協同組合(宮田広幸代表理事組合長)は20日、厚真町のJAとまこまい広域営農センターで「水田政策(水田交付金の見直し等)に係る説明会」を開催した。JA役職員や青年部・生産組織役員、関係団体の職員ら約50人が参加し、見直しに伴って懸念される問題について意見交換した。
説明会は北海道農政事務所の山田英也所長が講師を務め、2022年から5年間に一度も水張りが行われない水田は交付対象から除外する―などの見直しのポイントを説明した。
参加者からは「こんな急な変更は理解し難い。憤りも感じる」「今後5年、水張りせず畑地化した場合、数千万円近い減収になり経営に大きな影響が出る」「10年、20年と長いスパンで地域・産地を一緒に考えてほしい」―など、制度の劇的な変更に困惑したり、影響の大きさを指摘したりする声が上がった。