白老アイヌ協会(山丸和幸理事長)は、地元のアイヌ工芸作家や刺しゅうサークルの会員らが制作した作品を紹介する「アイヌ文化伝統工芸品PR展示会」を同協会事業拠点ノシキ(町大町2)で開催している。
アイヌ文化の継承と理解促進を目的としたイベント。会場にはアイヌ文様刺しゅうを施したタペストリーやバッグ、フクロウやクマを表現した木彫り作品、シナノキの樹皮で編み込んだ伝統の背負い袋など約40点を展示している。革製バッグにフクロウをデザインした作品も目を引く。同協会は「アイヌ民族の手仕事を見てほしい」と来場を呼び掛けている。
入場無料で、展示時間は午前9時から午後4時(土日や祝日、年末年始は休み)。問い合わせは同協会 電話0144(84)5130。
今回の作品展示は来年1月末まで。2月には同協会の木彫り・刺しゅう講座の受講者が制作した作品を紹介する。