白老町の戸田安彦町長は10日、定例記者会見を開き、新型コロナウイルス対策の地方創生臨時交付金を活用した事業として、高齢者と障害者に1人当たり5000円を給付すると発表した。町は事業費を盛り込んだ2021年度一般会計補正予算案を14日開会の町議会定例会12月会議に提案する。
支給対象は、今年度中に65歳以上になる高齢者(見込み人数7480人)と重度の障害者(同220人)。申請に基づき指定口座に振り込む。申請期間は来年1月中旬から2月末で、対象者世帯に事前に申請書を送付する。
事業費は4419万8000円。新型コロナ感染拡大の影響で日用品や石油製品の高騰が続く中、町は「特に高齢者や障害者など年金生活世帯の家計への影響が大きいことが懸念される」とし、生活支援を目的に現金給付を決めた。
定例会への提出議案は、臨時交付金事業費などを計上し1億6861万6000円を追加補正する一般会計補正予算案をはじめ、いじめ問題対策連絡協議会条例や町債権管理条例の制定など13件。