安平町の追分高校(大浦充校長)3年生6人が7日、町内追分地区のおいわけ子ども園を訪れ、絵本の読み聞かせなどで幼児、園児を楽しませた。
学社融合事業の一環として行う選択授業「生活福祉援助技術」。生徒はこの日のために地元の読み聞かせ団体からノウハウを学んだほか、図書館で年代に合った絵本を借りて用意した。
読み聞かせは年代ごとの5グループに分かれて実施。食い入るように見詰める幼児や園児に、生徒たちはせりふや場面ごとに表現を工夫しながら各2~3冊を読んだ。その後は椅子取りゲームや屋外でかくれんぼ、だるまさんがころんだなどをして楽しい時間を過ごした。
佐藤蒼空さん(18)は「ミスをしないように内心はらはらしていた」と苦笑いを浮かべながら、「走るのが好きな子やビーズで遊ぶのが好きな子もいて個性が豊かだなと感じた」と振り返っていた。
高校生は14日、同地区の子育て支援センターでも親子向けに読み聞かせを予定している。