安平町の少年野球チーム、追分イーグルスが主催する「走り方教室」が27日、町内多目的スポーツセンターで行われた。町内の小中学生22人が全米ストレングス&コンディショニング協会認定のスポーツトレーナーの前田則文さんを講師に迎え、速く走るためのこつを学んだ。
前田さんは陸上競技の元短距離選手で、引退後は仙台市を中心に実業団チームなどを指導。かねて親交のあった同チームの村山竜太監督とのつながりで教室を企画した。
前田さんは「速く走るためには体を整えることが大事」とし、走る時の姿勢や上げた足のつま先を上に向けることを意識するよう指導した。さらに「地面を力強く蹴るのではなく、跳ねるような感覚で」とアドバイス。腕の振り方のイメージやスタートダッシュも教え、「走り方を知って練習すれば、誰でも速く走れる」とエールを送った。追分小学校5年の瀬田川孜樹君(11)は「少し速くなった気がする。スムーズに走れるようになった」と手応えを実感したようだった。
主催したチームの村山監督は「体の動かし方、使い方が分かれば、あらゆるスポーツに対応できる。これを機に今後も継続的にできたら」と話していた。