プロ野球・千葉ロッテマリーンズに入団し、1年目のシーズンを終えたむかわ町出身の河村説人投手(24)。開幕から1軍入りを果たし、7~10月にかけて先発で4連勝を飾るなど、優勝争いを演じるチームに貢献した。町や苫小牧民報社などのオンライン取材に応じ、今季の手応えや来季への意気込みについて語った内容を紹介する。
―1年目のシーズンを振り返って。
最初はリリーフだったが、最終的に先発で4勝を挙げることができた。入団前は中継ぎで30試合くらい投げられたらと思っていたので、先発はもう少し先になると考えていた。自分が思っていたものとは違う形になったが、想像以上に手応えがあったシーズン。先発の方がリリーフの時より活躍できたのかなと思う。
―印象に残っている試合は。
後半は優勝の懸かった試合が多く緊張感があったが、リリーフで投げた(4月24日の)ソフトバンク戦で途中降板した試合。3連打されてマウンドを降りたが、自分の足りない部分が出た試合だった。
―後半はチームが優勝争いをする中で登板だった。
責任というより、むしろうれしい気持ちの方が強かった。
―むかわ町民からも応援があったと思うが、改めて古里への思いは。
見られているなと感じていた。投げている姿が少しでも話題になればうれしいと思っていたので、励みになった。連絡ももらっていた。今は関東に住んでいてむかわ町のような景色は見られないが、(むかわは)田舎で落ち着ける場所。実家が一番。正月には帰省する予定で、町内にいる友達も多いので会うのが楽しみ。
―来季の目標は。
開幕でローテーション入りして、1年間投げられたらいいなと思う。どうなるか分からないが、先発でやりたいという思いがある。課題としては、球速の平均を145キロにしていきたい。
―町民にメッセージを。
今年1年間の応援、ありがとうございます。また来年頑張っていきたいので、変わらないサポート、応援よろしくお願いします!
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かわむら・ときと 1997年生まれ。193センチ、92キロ、右投げ右打ち。鵡川ジュニアファイターズで野球を始め、鵡川中学校では軟式野球部に所属。白樺学園高校3年夏に北・北海道大会を制し、エースとして甲子園に出場した。亜細亜大学に進学したが、翌年に星槎道都大学へ再入学。昨年のドラフト4位でロッテに指名を受けた。今季は20試合に登板し、4勝1敗。防御率3・46。