むかわ町出身の洋画家、故加藤一彩さんの作品を集めた絵画展が20日、同町道の駅「四季の館」で始まった。情熱的な色使いや個性的な表現が、来場者の目を楽しませている=写真=。
加藤さんは、北海道第二師範学校(現道教育大函館校)を卒業後、鵡川高校をはじめ、道内で教員として働く傍ら、町文化協会の会長を務めた。世界16カ国の美術展などに出品し、独自の世界観を広げた作風は高い評価を受け、数々の公募展で受賞したほか、パリ国際サロンの会員となるなどした。
展示会は、町教育委員会が主催。数ある作品の中から1950年代と、80年代後半から2000年代前半に制作された23点を展示している。展示期間は21日午後3時まで。入場無料。