安平町は、小売業やサービス業など町内で起業を目す新規事業者に対して一定期間、早来地区に整備した施設を貸し出す「チャレンジショップ」の入居者を募集している。関係人口、交流人口の拡大を図るとともに町内での起業創業を促進し、胆振東部地震や新型コロナウイルス感染拡大により停滞する商店街の活性化、まちなかのにぎわい創出につなげる。
チャレンジショップの施設は木造平屋のトレーラーハウス(約40平方メートル)2棟で、9月までに設置した。事業費は2台の購入費などを合わせて約1600万円。
入居条件は、町内での起業を目指し▽週4日以上、1日4時間以上営業できる▽地域の活動に意欲的に参加する▽チャレンジショップ閉店後、町内で本格的に開業する意思がある―など。期間は契約日から1年以内としている。貸出料金は月1万円で、光熱水費、通信費などは自己負担。起業に必要な内装、設備工事、衛生設備など開業の経費は町が3分の2(最大50万円まで)を補助する。
希望者は12月28日までに応募用紙、必要書類を町商工観光課に提出。来年1月下旬に書類選考して入居者を決定し、2月以降順次開業してもらう。問い合わせは同課 電話0145(29)7083。