米大リーグで投打の「二刀流」で活躍し、ア・リーグ最優秀選手(MVP)の最終候補に入っているエンゼルスの大谷翔平(27)が15日、東京都千代田区の日本記者クラブで記者会見し、オフの受賞ラッシュに「ありがたいこと。今年やってきたことを評価してもらえるのはうれしい」と語った。
大谷は10月末に帰国し、2週間の隔離期間を経て会見に登場。グレーのスーツ姿で時折笑顔も見せながら、リラックスした様子で約1時間質問に答えた。
メジャー4年目の今季は登板翌日も打者として出場し、活躍した。「自分が出られると思った試合は、監督とコミュニケーションを取りながらやっていこうとスタートした。シーズンを通してできたので、できると分かったことが一番良かった。来年につながる」と話した。
大谷は今季、打者としてリーグ3位の46本塁打を放って最後までタイトルを争い、投手としては9勝(2敗)をマーク。最終候補3人に残っているMVPは日本時間の19日に発表される。