改修中の平取町の沙流川歴史館は28日まで、エントランスホールを臨時開館して特別展「びらとりの学校 うつりゆく学び舎(や)」を開いている。
すでに廃校になった学校を含め、町内の30近くの学校の歴史をパネルや写真、映像を通して紹介している。
学校ごとに校章、沿革、教育目標、校歌、思い出(卒業生・教職員)、校舎の写真を展示。貫気別小については「小中校合同の白い木造校舎で、中学校だった部分が船首のようになっていて独特の趣がありました。(中略)春の運動会、夏の学校でのキャンプ、鼓笛隊、秋の炊事遠足、厳冬のスケートリンクづくりなど、種々の行事の中で、貴重な体験と宝物のような思い出をつくることができました」と解説されている。
平取二風谷コタン地区を訪れた際に見学に訪れた東京大学教育学部中等教育学校の教師と生徒たちは「興味を持って見に来ました。都心でもこういった閉校が余儀なくされています。ドーナツ化現象です」と話していた。
時間は午前9時から午後4時半まで。休館月曜日。入館料は無料。