今季限りで退任した日本ハムの栗山英樹監督(60)が1日、札幌市内で記者会見し、「大好きな野球にここまで全力で必死になれた。こんなに幸せなことはない」と穏やかな表情で話した。在任10年は連続では球団最長。
スポーツキャスターから転身し、2012年からチームを指揮。1年目でリーグ優勝し、16年には日本一に輝いた。近年は低迷したが、大谷翔平(現エンゼルス)を投打の「二刀流」として育て上げるなどの功績を残した。
チームは世代交代を迎えており、23年には新球場が開業する。「ファイターズは強くなっていくはず。夢のような球場もできて、野球を大きく変えてくれるはず」と今後に期待した。
バトンを渡す新庄剛志新監督については「先入観にとらわれない野球をやって、選手たちのことを考えて勝たせてくれると思っている」と語った。