安平町追分の道の駅「あびらD51（デゴイチ）ステーション」で6日、「恐竜ワールドむかわ展」が始まる。むかわ町穂別地区で発掘されたハドロサウルス科の植物食恐竜「カムイサウルス・ジャポニクス」（通称むかわ竜）の巨大レプリカを23日まで施設内で展示。日本遺産「炭鉄港」の構成文化財として指定された蒸気機関車（SL）「D51―320号機」とのコラボレーションが初めて実現する。

　あびら観光協会が主催し、安平町が共催、むかわ町が後援する。

　道の駅が寒さなどの影響で閑散期に入るため、話題の恐竜やSLの資料を公開し、集客にてこ入れをしようと企画した。

　展示するのは、全長約8メートルあるむかわ竜の全身復元骨格。これに合わせて本来は11月から冬期休館に入る鉄道資料館を特別に開館し、SL「D51―320号機」を一緒に間近で見ることができるようにする。

　また7、21日はむかわ物産展も同時開催。鵡川漁業協同組合、吉村燻製工房が協力し、旬の魚介類や加工品を直売するほか、地域商社「M.Dino」（エムディノ）が恐竜グッズを販売し、化石クリーニング体験なども予定している。

　イベントの問い合わせは、あびら観光協会　電話0145（29）7733。