2021IIHF女子アイスホッケー世界選手権は第4日の23日(日本時間24日)、グループBの1次リーグ2試合が行われた。日本(世界ランキング6位)はチェコ(同7位)に0―4で敗れ、1次リーグ1勝1敗、勝ち点3で3位。24日(日本時間25日)、1次リーグ3戦目でハンガリー(世界ランキング12位)と対戦する。ドイツ(同8位)はデンマーク(同11位)に3―1で勝利し、勝ち点を6に伸ばした。
▽1次リーググループB
チ ェ コ(勝点9)4―0日 本(勝点3)
▽GK【日】藤本那
日本が完封負け。第1ピリオドにゴール前へのパスを合わされて先制を許した。2ピリ、3ピリはマークミスなどが失点につながった。攻撃は得点のチャンスを生かせなかった。
ド イ ツ(勝点6)3―1デンマーク(勝点0)
―シュート数上回るもゴール遠く
日本がチェコとの1次リーグ2戦目で完封負けを喫した。「スコアリングチャンスで決められず、チェコの得点力に屈した」と飯塚監督は試合後に行われたオンラインの会見で振り返った。
これまでのゴールはデンマーク戦の1点のみ。代表強化の主眼に置いてきた得点力は鳴りを潜めている。
試合の入り方を意識して臨んだ。チェコは1次リーグの2戦目まで第1ピリオドで2点以上を挙げていた。飯塚監督は「対抗すべく1ピリからアグレッシブなプレッシャーでチェコのホッケーをさせないことを確認して試合に入った」。
序盤は思惑通りに日本が優位に立った。1ピリでチェコの3倍の12本のシュートを放ち、チェコゴールを脅かした。最終的なシュート数でも上回り、随所で決定的なチャンスを演出したが、ゴールは遠かった。FW米山は「一発では入らないのでリバウンドやスクリーンに執着心を持ってやっていかなければ」と気を引き締めた。
24日(日本時間25日)のハンガリー戦で勝利して切り替えたい日本。DF床副主将は「日本のスピードや粘り強さを生かしたプレーで必ず勝利したい」と意気込む。飯塚監督は「最終的に点を取らないと勝てないスポーツ。次戦は自分たちのペースの時間を長くして試合を進めて得点したい」と語った。