日本、チェコに敗れる―女子アイスホッケー世界選手権

  • アイスホッケー, スポーツ
  • 2021年8月25日
1次リーググループB〔日本―チェコ〕日本ゴール前の激しい攻防(写真提供=JIHF―Photo Uchigasaki)
1次リーググループB〔日本―チェコ〕日本ゴール前の激しい攻防(写真提供=JIHF―Photo Uchigasaki)
チェコ選手(白)と競り合うFW小山(右)(写真提供=同)
チェコ選手(白)と競り合うFW小山(右)(写真提供=同)

 2021IIHF女子アイスホッケー世界選手権は第4日の23日(日本時間24日)、グループBの1次リーグ2試合が行われた。日本(世界ランキング6位)はチェコ(同7位)に0―4で敗れ、1次リーグ1勝1敗、勝ち点3で3位。24日(日本時間25日)、1次リーグ3戦目でハンガリー(世界ランキング12位)と対戦する。ドイツ(同8位)はデンマーク(同11位)に3―1で勝利し、勝ち点を6に伸ばした。

 ▽1次リーググループB

 チ ェ コ(勝点9)4―0日  本(勝点3)

 ▽GK【日】藤本那

 日本が完封負け。第1ピリオドにゴール前へのパスを合わされて先制を許した。2ピリ、3ピリはマークミスなどが失点につながった。攻撃は得点のチャンスを生かせなかった。

 ド イ ツ(勝点6)3―1デンマーク(勝点0)

 ―シュート数上回るもゴール遠く

 日本がチェコとの1次リーグ2戦目で完封負けを喫した。「スコアリングチャンスで決められず、チェコの得点力に屈した」と飯塚監督は試合後に行われたオンラインの会見で振り返った。

 これまでのゴールはデンマーク戦の1点のみ。代表強化の主眼に置いてきた得点力は鳴りを潜めている。

 試合の入り方を意識して臨んだ。チェコは1次リーグの2戦目まで第1ピリオドで2点以上を挙げていた。飯塚監督は「対抗すべく1ピリからアグレッシブなプレッシャーでチェコのホッケーをさせないことを確認して試合に入った」。

 序盤は思惑通りに日本が優位に立った。1ピリでチェコの3倍の12本のシュートを放ち、チェコゴールを脅かした。最終的なシュート数でも上回り、随所で決定的なチャンスを演出したが、ゴールは遠かった。FW米山は「一発では入らないのでリバウンドやスクリーンに執着心を持ってやっていかなければ」と気を引き締めた。

 24日(日本時間25日)のハンガリー戦で勝利して切り替えたい日本。DF床副主将は「日本のスピードや粘り強さを生かしたプレーで必ず勝利したい」と意気込む。飯塚監督は「最終的に点を取らないと勝てないスポーツ。次戦は自分たちのペースの時間を長くして試合を進めて得点したい」と語った。

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