道と札幌市などは10日、新型コロナウイルスの感染者を新たに347人確認し、1人が死亡したと発表した。日別の新規感染者数が300人を上回るのは4日連続。このうち88人の感染経路が不明。道内の死者は累計で1429人、感染者は延べ4万7422人(実人数4万7296人)となった。
死亡を確認したのは、道の居住地非公表の1人(年代・性別非公表)。
道は80人の感染を確認。内訳は、胆振管内7人のほか、石狩管内28人、道外26人、空知、オホーツク両管内各5人、根室管内3人、釧路管内2人、渡島、上川、宗谷、十勝4管内各1人。苫小牧市で開催された全国高校選抜アイスホッケー大会に出場したチームのうち、道外の高校1校で29人(生徒26人、教職員3人)の陽性が判明し、クラスター(感染者集団)と認定された。
札幌市は252人(再陽性2人含む)の感染を確認。新たなクラスターが2件確認され、市内の大学で学生14人、障害福祉サービス事業所で利用者ら5人の陽性が判明した。
旭川市は11人、函館市は3人、小樽市は1人の感染を確認した。
また、道と札幌市は、デルタ株(インド由来の変異株)疑いの感染者を新たに73人確認したと発表。道内のデルタ株疑いの陽性者は計1841人となった。
道内で治療を終えて回復したのは4万2943人。10日現在の患者数は前日から124人増えて3050人となり、重症は15人。9日時点の入院患者の病床利用数は、前日から30床増の620床となっている。