第16回全国高校選抜アイスホッケー大会最終日は8日、白鳥王子アイスアリーナ=苫小牧市=で決勝が行われ、武修館が八戸工業大第一に7―1で快勝し、3年ぶり4回目の優勝を飾った。
7日の準決勝第2試合の八戸工業大第一―埼玉栄はチーム関係者の発熱が確認されたため、八戸工業大第一が不戦勝。3位決定戦は行わず、白樺学園が3位。
大会は4日に開幕。全国の26チームが出場した。
▽決勝
武修館 7-1 八戸工業大第一
▽得点者【武】大和(葛西、清水朝)辻(棚橋)小川(清水朝、大和)小川(村瀬、大和)西脇(辻、大塚)清水朝(大和、村瀬)大和(葛西、村瀬)【八】平井▽GK【武】大塚【八】月舘、米山
▽準決勝
武修館 6-4 白樺学園
▽得点者【武】小川(清水朝、大和)大和(葛西、村瀬)小川(赤澤、村瀬)小川(大和、清水朝)西脇(辻、高橋)村瀬【白】福田、村上(福田、高田)岸本(高田、村上)佐藤(金子、西浦)▽GK【武】大塚【白】田中、辻江
八戸工業大第一(不戦勝)埼玉栄
清水、主力セットで活躍 武修館FW(苫小牧和光中卒)
武修館が八戸工大一を圧倒。チーム唯一、苫小牧の中学を卒業したFW清水(3年)も主力セットの一員として活躍した。
栃木県生まれの清水は小学6年時に苫小牧美園小に転校。和光中卒業後、武修館に入学した。
7月下旬に駒大苫小牧と行った練習試合で左足首を捻挫、今大会の公式練習から復帰した。本調子には戻っていなかったが、スピードやパックのキープ力を武器に、アシストを中心にポイントを稼いだ。
決勝の八戸工大一との決勝では1ゴール2アシストをマーク。大会通算2ゴール6アシストと結果を残した。「足をかばいながらだったけど楽しみながらプレーできた」
今大会から1セット目に入った。万全のコンディションではなかったため「思ったほどポイントは伸ばせなかった」と悔しさも残ったが「高校総体でリベンジしたい」と意欲的に語った。