第16回全国高校選抜アイスホッケー大会第3日は6日、白鳥王子アイスアリーナ=苫小牧市=で準々決勝4試合が行われた。北海道栄は白樺学園に1―2で惜敗。苫小牧東も埼玉栄に2―12で敗れ、地元勢は4強入りを逃した。準決勝は白樺学園―武修館、八戸工業大第一―埼玉栄。
▽準々決勝
白樺学園2―1北海道栄
▽得点者【白】大澤(高田、福田)佐藤【北】乘本▽GK【白】田中【北】佐藤
埼 玉 栄12―2苫小牧東
▽得点者【埼】村社(小桑、横須賀)井口(村社)木村(斉藤)木村(渡辺)井口、朝比奈(井口、小桑)斉藤(木村、渡辺)毛塚(吉川)小桑(朝比奈)小桑(横須賀、井口)斉藤(渡辺、木村)渡辺(木村)【苫】若松(齋藤、渡辺)角丸(齋藤)▽GK【埼】宮脇、木村【苫】稲越、司馬
八戸工業大第一6―2釧路江南
武 修 館2―0清 水
―苫東、守備のミス響く
埼玉栄に12点の大量失点を喫して敗れた苫小牧東。スピードに勝る埼玉栄の猛攻で守りに時間と体力を費やし、攻撃は精彩を欠いた。
守備でのマークミスが失点につながった。DF齋藤主将(3年)は「マークを外されてフリーの選手をつくってしまった」。田中監督も「カウンターでの失点は仕方ないけど、ゴール前にパスを出されたのは反省点」と課題を挙げた。
守りから攻撃への転換にも苦しんだ。齋藤主将は「パックを持っている選手へのサポートやパスを要求する声が徹底できていなかった」と分析した。
悔しさは高校総体にぶつける。田中監督は「基本に立ち返って個々のスキルアップを図る」と前向きに語った。
ー道栄、前回王者に接戦も届かず
北海道栄は準々決勝で前回王者の白樺学園に競り負けたが、堅い守備で好ゲームを演じた。
正GKの佐藤(3年)が奮闘。白樺に62本のシュートを打たれながら2失点に抑え込んだ。昨年度のU18日本代表の候補合宿にも参加していた逸材。「速いシュートにも対応できた」と収穫も得た。
2019年の前回大会では初戦敗退。20年と今年の高校総体でも1回戦敗退だった。今回は2勝を挙げてベスト8。小林監督は「初戦を勝ったことで緊張がほぐれた」と話す。DF髙橋主将(3年)は「もっとハードワークできるようなチームを目指したい」と抱負を語った。