道と札幌市などは3日、新型コロナウイルスの感染者を新たに211人確認したと発表した。日別の新規感染者が200人を上回るのは7日連続で、前の週の同じ曜日を上回るのは31日連続となった。このうち99人の感染経路が不明。道内の感染者は延べ4万5119人（実人数4万5005人）となった。

　死亡の確認は2日ぶりになかった。道内の死者は累計で1426人。

　道は62人の感染を確認。内訳は、胆振管内8人のほか、石狩管内14人、釧路管内7人、オホーツク、十勝両管内各6人、日高管内5人、空知、上川両管内各4人、留萌管内と道外各2人、後志、渡島、宗谷、根室4管内各1人。苫小牧市の遊技施設で新たなクラスター（感染者集団）が発生し、10～30代の従業員6人の陽性が判明。既存クラスターでは、7月29日発表の苫小牧市の事業所で1人増の計6人、帯広市の帯広畜産大学で1人増の計12人に感染が拡大した。

　札幌市は129人（再陽性1人含む）の感染を確認。クラスターは計3件発生。市内の商社で従業員5人、金融関連会社で従業員5人、認可保育施設で園児ら21人の感染が分かった。

　旭川市は10人、函館市は7人、小樽市は3人の感染を確認した。

　また、道と札幌市などは、デルタ株（インド由来の変異株）疑いの感染者を新たに143人確認したと発表。道内のデルタ株疑いの陽性者は累計1039人となり、1000人を超えた。

　道内で治療を終えて回復したのは4万1607人。3日現在の患者数は2086人となり、重症は前日から1人増の6人。2日時点の入院患者の病床利用数は、前日から47床増の535床となっている。