道と札幌市などは28日、新型コロナウイルスの感染者を新たに227人確認したと発表した。日別の新規感染者が200人を上回るのは6月5日(276人)以来、53日ぶり。このうち半数近い108人の感染経路が不明。道内の感染者は延べ4万3630人(実人数4万3522人)となった。
死亡の確認は3日ぶりになかった。道内の死者は累計で1424人。
道は69人の感染を確認。内訳は、胆振管内13人のほか、石狩、釧路両管内各12人、オホーツク管内8人、十勝管内7人、道外6人、渡島管内5人、空知、後志両管内各2人、上川、留萌両管内各1人。
札幌市は139人(再陽性1人含む)の感染を確認。市内の高校で新たなクラスター(感染者集団)が発生し、47人(生徒45人、職員2人)の陽性が判明した。
函館市は9人、旭川市は6人、小樽市は4人の感染を確認した。
また、道と札幌、函館、小樽市は、デルタ株(インド由来の変異株)疑いの感染者を新たに51人確認したと発表。道内のデルタ株疑いの陽性者は計454人となった。
道内で治療を終えて回復したのは4万965人。28日現在の患者数は1241人で、重症は前日から2人減って5人。27日時点の入院患者の病床利用数は、前日から15床減の383床となっている。