第103回全国高校野球選手権大会南北海道大会第3日は19日、札幌円山球場で1回戦が行われ、苫小牧中央が北海に2―4で敗れた。北海道栄は第2日の18日、1回戦で知内に4―1で勝利し、2回戦に駒を進め、20日に札幌第一と対戦する。
▽1回戦
北 海
220000000―4
000000101―2
苫小牧中央
(北)木村―大津
(苫)斉藤、池、宮田、神部―笹原
?宮下(北)
?大津(北)前田(苫)
苫小牧中央が北海に惜しくも敗れた。初回に連続長打を浴びるなど、二回までに4失点。打線は七回に5番時田の適時打で1点、九回に犠飛で加点した。
北海は先発木村が苫中央打線を2点に抑え完投した。
18日
国際情報
0203400―9
0000000―0
札幌静修
(七回コールド)
(国)木村―三浦
(札)佐藤、常谷―小飼
?柴田(国)
?佐藤(国)水野(札)
知 内
001000000―1
00102001X―4
北海道栄
(知)本庄、坂本、馬躰―小山
(北)小沼―奥山
?新田(北)
?本庄(知)臼井(北)
北海道栄が知内に守り勝った。先発小沼が自責点1で完投。三回は臼井の二塁打を皮切りに9番上阪の犠飛であっさり同点。五回以降も知内投手陣の乱調などを突いて加点した。
知内は犠打の失敗などで好機を生かせなかった。
札幌第一
014000020―7
000001000―1
札幌大谷
(第)帯川、堀川―疋田
(大)森谷、伊東、深澤―將田
?伊藤(第)
?水野(第)
17日
札幌日大
000211001―5
200010010―4
北 照
(札)前川佳、髙谷―田中銀
(北)佐野、中鉢―竹澤
?森、久保田(札)
恵庭北
01100200 ―4
01301105x―11
函大有斗
(八回コールド)
(恵)佐々木―林
(函)石岡―上木
?中本、金澤(函)
?上木(函)
?中本、荒川、中村(函)
―苫中央、終盤に見せ場
春の選抜に出場した北海に惜敗の苫小牧中央。最終回に2点差まで迫ったが、一歩及ばなかった。
二回から好投した池(3年)は持病のぜんそくを完治させての登板。この日は5回3分の2を投げた。
夏までは練習後に校舎の外周を5周以上走るなど、心肺機能を向上させる努力が病気の治療と投手としての力量につながった。
池は「いろいろな人の支えがあってここまでやってこれた」と振り返った。渡邊監督は「北海打線に物おじせず、丁寧な投球を見せてくれた」とたたえた。
打線は北海の先発木村(3年)の150キロ級の直球とスライダーに苦しんだ。力投する投手陣を援護しようと終盤に粘り強さを見せた。
七回2死三塁で適時打を放った5番時田(3年)。「悔いの残らない打席に」と渡邊監督に声を掛けられて臨んだ。「自分の持ち味のパワーを生かして絶対に打ちたかった。詰まった当たりだったが、思い切って振り抜いた結果が適時打につながった」と語った。
北 海 打安点
(8)山田 310
(5)尾崎 410
(2)大津 411
(6)宮下 433
(9)江口 400
(3)杉林 320
(7)林 400
(1)木村 400
(4)小原 200
3284
振球犠盗残失
451070
投手 回 安 責
木村 9 2 2
苫小牧中央 打安点
(5)橋本 300
(6)前田 310
(4)三浦 301
(2)笹原 400
(3)時田 211
(9)西村 100
9 佐藤 200
(7)真田 200
7 加賀美 100
(1)斉藤 000
1 池 200
1 宮田 000
H 小笠原 100
1 神部 000
(8)渋木 200
8 髙松 100
2722
振球犠盗残失
1031020
投手 回 安 責
斉藤 11/3 3 4
池 52/3 3 0
宮田 1 1 0
神部 1 1 0