少年野球の北海道学童軟式野球都市対抗戦「EZO CITY THE BATTLE2021」（10月、苫小牧市）に出場する苫小牧選抜が6月30日、発表された。同月下旬に市内チームの小学6年生を対象とした選考会が実施され、心技体に秀でた精鋭18人を決定。大会2連覇中の苫小牧選抜を率いる石川将一監督（沼ノ端スポーツ少年団）は「例年と変わらず機動力野球で3連覇を狙いたい」と語った。
苫小牧市内の公園グラウンドで行われた選考会には46人が参加。例年2回に分けて選考していたが、今回は市内の6年生選手が少ないこともあり、1回のみの開催となった。石川監督らチームスタッフがベース間走塁、シートノック、実戦形式の打撃練習などを通じて選手個々人の能力を審査。「伸びしろを感じさせる選手が多かった。各所属チームで活躍している、していないにかかわらず、大会で戦うイメージを膨らませながら決めた」と監督は言う。
都市対抗戦は、道内各地で編成された選抜チームが全日本選抜少年野球U12チャンピオン大会（兵庫県淡路市）切符を懸けたハイレベルな試合を繰り広げる大舞台。苫小牧選抜は2019年の都市対抗戦で初優勝すると、続く全日本大会（20年2月）制覇の偉業を達成した。
苫小牧市開催された昨年の都市対抗戦では、決勝で強豪札幌選抜を1―0で下し大会連覇。21年2月の全日本大会切符を得たが、新型コロナウイルスの影響により出場を辞退していた。
それだけに「昨年度のメンバーたちのためにも、全日本の優勝旗をもう一度苫小牧に持ってくるんだという心構えで頑張ってほしい」と石川監督は呼び掛ける。感染症の情勢や市内外の各種大会の進行状況にもよるが、チームは8月初旬の始動を見込んでいる。
メンバーは別表の通り。
背番号 名前 所属
（10）板垣晋生 新生台イーグルス
（1） 島野陽翔 沼ノ端ジェッツ
（2） 成田怜生 大成フェニックス
（3） 髙田晃成 錦岡ジュニアタウンズ
（4） 福澤悠人 北光ファイターズ
（5） 松本怜磨 拓勇ファイターズ
（6） 山田宗継 末広アトムズ
（7） 木村聡志 泉野イーグルス
（8） 三橋駕久 北光ファイターズ
（9） 大宮瑛太 北星有珠の沢ホークス
（11）高井有人 新生台イーグルス
（12）市橋知樹 北光ファイターズ
（13）山崎陽斗 日新スポーツ少年団
（14）山口春樹 北光ファイターズ
（15）三宅真生 沼ノ端ジェッツ
（16）保坂拓斗 沼ノ端スポーツ少年団
（17）片桐心絆 ときわ澄川ライオンズ
（18）及川竜和 錦岡ジュニアタウンズ
責任者 佐藤靖浩 美園スラッガーズ
監督 石川将一 沼ノ端スポーツ少年団
コーチ 桑村直樹 泉野イーグルス
長谷川慎 北光ファイターズ
中村恵二 沼ノ端スポーツ少年団
マネジャー
山村寛文 拓勇ファイターズ
事務局 向井拡充 飛翔スワローズ
