アイスホッケー・アジアリーグのレッドイーグルス北海道は今年度、選手を対象にしたキャリアデザインプロジェクトをスタートさせる。第1弾として24日、苫小牧市表町のチーム事務所で明治安田生命苫小牧支社の石黒麻美さんを講師に招き、ライフプランセミナーを開いた。
「レッドイーグルス北海道キャリアデザインプロジェクト」と銘打ち、選手が引退後の人生を主体的に構想・設計できる力を養ってもらうことなどを目的に各種セミナーを行う。年に数回、各分野の専門家を招いて講義を受講する。
石黒さんは人生の三大資金として「教育」と「住宅」、「セカンドライフ」を挙げ、それぞれの平均的な必要額を紹介。リスクに備えるために必要な資金の目安額も例示した上で、「資金の準備方法として保険などを活用することも有効だ」と述べた。
FW中島彰吾副主将は「お金は生きていく上で必要なものなので、どの程度必要なのか見直す機会になった」と話した。
次回は28日に北海道警察による薬物乱用防止や暴力団排除などに関するセミナーを受講する予定だ。田中強チーフマネジャーは「さまざまな知識を身に付け、人間としての幅を広げて子どもから憧れる存在になってもらえれば」と今後のプロジェクトの展望を語った。