道と札幌市は22日、新型コロナウイルスの感染者を新たに29人確認し、12人が死亡したと発表した。日別の新規感染者が30人を下回るのは3月2日(29人)以来、112日ぶり。このうち10人の感染経路が不明。道内の死者は累計で1358人、感染者は延べ4万1061人(実人数4万969人)となった。
死亡を確認したのは、道が居住地非公表の7人(70代女性、80代男女4人、90代男性、年代・性別非公表)、札幌市が4人(60代男女2人、80代男女2人)、旭川市が1人(70代女性)。日別の死者数が10人を上回るのは15日(18人)以来、7日ぶり。
道は6人の感染を確認。内訳は、胆振管内2人のほか、十勝管内2人、空知、釧路両管内各1人。既存クラスター(感染者集団)では、釧路市の星が浦病院で1人増の計52人に拡大した。
札幌市は、23人の感染を確認。金融機関で新たなクラスターが発生し、従業員5人の陽性が判明した。
道内で治療を終えて回復したのは3万7650人。22日現在の患者数は2053人で、重症は前日から3人減って24人。21日時点の入院患者の病床利用数は、前日から45床減の814床となっている。