道と札幌市などは21日、新型コロナウイルスの感染者を新たに37人確認し、4人が死亡したと発表した。日別の新規感染者が50人を下回るのは3月29日(46人)以来、84日ぶり。このうち9人の感染経路が不明。道内の死者は累計で1346人、感染者は延べ4万1032人(実人数4万940人)となった。
死亡を確認したのは、道が居住地非公表の2人(70代男性、年代・性別非公表)、札幌市が2人(60代女性と90代男性)。日別の死者数が10人を下回るのは6日連続。
道は5人の感染を確認。内訳は、胆振管内2人のほか、石狩管内2人、渡島管内1人。江別市のとわの森三愛高校のクラスター(感染者集団)は1人増の計10人に拡大した。
札幌市は、28人の感染を確認した。函館市は4人の感染を確認。はこだて自由市場で新たなクラスターが発生し、従業員10人の陽性が判明した。
道内で治療を終えて回復したのは3万7516人。21日現在の患者数は2170人で、重症は前日から2人減って27人。20日時点の入院患者の病床利用数は、前日から11床減の859床。宿泊療養施設の入所日調整中で、自宅待機しているのは594人。自宅・施設療養者は667人となった。