新千歳空港を管理・運営する北海道エアポート(HAP)は18日、新型コロナウイルスワクチンの職域接種を、8月下旬にも同空港内で始めると発表した。接種対象は航空各社やテナントなど、同空港内に勤務する従業員約4000人を想定している。
同空港には約250事業者、約8000人が働いており、HAPが接種の共同実施の窓口となる。今月末までをめどに各事業者の接種希望を取りまとめ、その後国に申請するという。ただ、大手航空各社はすでに職域接種を始めているため、予定人数は最大4000人と見積もる。
接種会場は国際線ターミナルビルが候補。同ビルでは千歳市の集団接種が8月1日まで行われ、さらに東京五輪に伴う航空需要の増加、地域負担を招かない医師確保の観点から、接種は8月下旬開始とし、土・日曜日の実施を予定している。
HAPは「空港における機能維持を目的に職域接種を準備する。空港のコロナ対策を徹底し、お客さまや従業員の安全安心の確保に取り組む」としている。