苫小牧市法人保育園協議会(遠藤明代会長)は14日、保育所職員へ新型コロナウイルスワクチンの早期接種を求める要望書を苫小牧市へ提出した。
要望書では、保育職員は常に子どもたちと密になりやすく「医療従事者や介護従事者と同じレベルで接触を必要とされる職務内容」と強調。保育施設で働く全ての職員が早急にワクチンを接種できるよう希望した。
遠藤会長(73)は「変異ウイルスへの不安も募っている。全ての子どもに関わる施設へ接種の配慮をいただければ」と望んだ。要望書を受け取った市健康こども部の桜田智恵美部長は「さまざまな業種から要望があり、どのようにできるか検討したい」と答えた。
同協議会は、市内13カ所の保育所を運営する7法人の代表で構成する。加盟園の職員353人のうち、ワクチン接種率は全体の4%に当たる14人にとどまっている。