道と札幌市などは11日、新型コロナウイルスの感染者を新たに145人確認し、17人が死亡したと発表した。日別の新規感染者数が150人を下回るのは3日ぶり。このうち52人の感染経路が不明。道内の死者は累計で1269人、感染者は延べ4万265人(実人数4万176人)となった。
死亡を確認したのは、札幌市が14人(50代男性、70代男性、80代男女7人、90代男女5人)、道が居住地非公表の2人(70代女性、80代女性)、旭川市が1人(60代女性)。日別の死者数の2桁台は7日連続。
道は51人の感染を確認。内訳は、苫小牧市1人(20代女性)を含む胆振管内3人のほか、釧路管内16人、石狩管内12人、空知管内8人、札幌市居住4人、十勝管内3人、渡島、オホーツク両管内各2人、後志管内1人。岩見沢市のジェイ・アール生鮮市場岩見沢店で新たなクラスター(感染者集団)が発生し、従業員8人の陽性が判明した。
札幌市は72人の感染を確認。既存のクラスターでは、5月30日に発表したコールセンターで1人増の計75人に感染が拡大した。
旭川市は14人、小樽市は6人、函館市は2人の感染を確認した。
また、函館市と小樽市は変異株疑いの感染者を新たに3人確認したと発表。道内の変異株陽性者は確定済みを含め計8102人となった。
道内で治療を終えて回復したのは3万4424人。11日現在の患者数は4572人で、重症は前日から1人増えて37人。10日時点の入院患者の病床利用数は、前日から22床減の984床となっている。