白老町は、16~64歳を対象にした新型コロナウイルスワクチン接種を7月中旬ごろから始める考えだ。約7700人の対象者に今月末ごろにも接種券を発送する。11日の定例記者会見で明らかにした。
接種体制については、65歳以上の高齢者と同様に医療機関での個別と、公共施設を会場にした集団の2方式で実施。基礎疾患のある町民を優先してワクチンを打つ。町の対策室は現在、予約受け付けの開始時期や集団接種の会場などについて検討している。
一方、65歳以上の高齢者に関しては、4月26日に対象者7112人に接種券を発送した結果、6日までに6006人が予約。予約率は84・4%に上り、町の想定65%を大幅に上回った。
集団接種は5月28日、個別接種は6月1日に開始。これまでに1482人が1回目を終え、接種率は20・8%となった。戸田安彦町長は「早期にワクチンを希望する高齢者への接種完了は、7月末ごろと見込んでいる」と述べた。