道と札幌市などは1日、新型コロナウイルスの感染者を新たに254人確認し、16人が死亡したと発表した。日別の新規感染者数が300人を下回るのは3日連続。85人の感染経路が不明。道内の死者は累計で1128人、感染者は延べ3万8213人(実人数3万8128人)となった。
死亡を確認したのは、札幌市が11人(30代男性、60代女性、70代男女2人、80代男女5人、90代男女2人)、道が居住地非公表の3人(70代男性、80代男性、年代・性別非公表)、小樽市と旭川市が年代・性別非公表の各1人。日別死者数の2桁台は7日連続。
道は、70人の感染を確認。内訳は、苫小牧市4人(10代女性、20代女性、40代女性、50代男性)、むかわ町3人を含む胆振管内14人、日高管内4人のほか、石狩管内23人、空知、十勝両管内各10人、宗谷、オホーツク両管内各2人、渡島、上川、釧路、根室4管内と札幌市居住各1人。苫小牧市の有料老人ホームで新たなクラスター(感染者集団)が発生し、5人(入居者3人、職員2人)の陽性が判明した。千歳市の陸上自衛隊北千歳駐屯地でもクラスターが発生し、隊員5人が感染。既存クラスターでは、むかわ町穂別地区の特別養護老人ホームで5人増の計37人、胆振管内の障害者支援施設で2人増の計39人に拡大した。
札幌市は、162人の感染を確認。クラスターは▽札幌市役所建設局総務部(感染は職員6人)▽認定こども園(園児ら8人)▽コールセンター(従業員19人)―で計3件発生。
旭川市は14人、函館市は6人、小樽市は2人の感染を確認した。
また、道と札幌市などは、変異株疑いの新たな感染者を262人確認。これで道内の変異株陽性者は計7163人となった。
道内で治療を終えて回復したのは2万9778人。1日現在の患者数は7307人となり、重症は前日から3人増の56人。5月31日時点の入院患者の病床利用数は、前日から21床増の1113床となっている。