道と札幌市などは27日、新型コロナウイルスの感染者を新たに570人確認し、11人が死亡したと発表した。日別の新規感染者数が500人を上回るのは2日連続。道内の死者は累計で1049人、感染者は延べ3万6527人(実人数3万6447人)となった。
死亡を確認したのは、札幌市が7人(90代男女3人、70代女性2人、60代男性と100歳代女性各1人)、道が居住地非公表の2人(70代女性と90代女性)、小樽市が1人(年代非公表男性)、旭川市が1人(80代女性)。新規感染者570人のうち、216人の感染経路が分かっていない。
道は151人感染を確認。内訳は、苫小牧市7人(10代男性、20代男性、30代男性、40代男女2人、50代女性、60代女性)、むかわ町4人(50代女性、70代女性、80代男女2人)、白老町1人(10代男性)を含む胆振管内28人(登別市2人、室蘭市1人など)のほか、石狩管内58人(恵庭市11人、千歳市9人など)、十勝管内17人、後志管内16人、日高管内8人(新ひだか町2人など)、空知、渡島両管内各5人、釧路管内4人、留萌、根室両管内各3人、上川管内2人、桧山管内と千葉県居住各1人。浦河町の認定こども園でクラスター(感染者集団)が発生し、職員7人の陽性が判明。既存クラスターでは、むかわ町穂別地区の特別養護老人ホームで10人増の計19人に感染が拡大した。
札幌市は388人の感染を確認、クラスターは計4件発生した。旭川市は22人、小樽市は8人、函館市は1人の感染を確認した。
また、道は道立衛生研究所の解析で変異株の感染者が新たに24人(うち日高管内1人)確定したと発表。さらに道と札幌市などは変異株疑いの感染者を259人確認し、道内の変異株陽性者は確定済みを含め計5858人となった。
道内で治療を終えて回復したのは2万7180人。27日現在の患者数は前日から383人増の8298人で、重症は4人減って56人。26日時点の入院患者の病床利用数は、前日から37床増の1065床。宿泊療養施設への入所日調整中で、自宅待機しているのは300人増の3539人。自宅・施設療養者は23人増えて2906人となっている。