道議会民主・道民連合(北口雄幸会長)と立憲民主党道連(逢坂誠二代表)は27日、道に対して、新型コロナウイルスに対応する特措法に基づく「緊急事態宣言」延長に向けた緊急要請を行った。
北口会長、立憲道連の梶谷大志幹事長らが道庁を訪れ、中野祐介副知事に要請書を手渡し、会談した。
北口会長は、道内の新規感染者数が連日500人を超え、「変異株の脅威にさらされている」と指摘。「緊急事態宣言の延長はやむを得ない」との認識を示す一方、飲食店をはじめ影響を受ける事業者に対しての十分な経済的支援や、医療崩壊防止のための施策が不可欠であることを強調。「知事が道民にもっと分かりやすいメッセージを出す必要がある」と促した。
この後、民主・道民連合の沖田清志政審会長が要請内容を説明。▽強い措置を講ずる場合は、事業規模に応じてきめ細やかな支援策が必要不可欠。生活の維持と事業再開に向け十分な補償を▽17日に入院待機中のコロナ患者が死亡する事案も発生した。各地域の感染状況に応じた宿泊療養施設の確保や、患者受け入れの広域連携の推進、保健所の在宅療養者健康管理体制の強化▽緊急事態宣言を延長した場合は、長期間にわたる影響を考慮した追加の具体的支援策を同時に示すこと―など5点を求めた。