道と札幌市などは24日、新型コロナウイルスの感染者を新たに366人確認し、15人が死亡したと発表した。日別の新規感染者数が400人を下回るのは、17日以来7日ぶり。全国の新規感染者数としては東京都(340人)を上回り、4日連続最多となった。道内の死者は累計で1016人、感染者は延べ3万4947人(実人数3万4869人)となった。
死亡を確認したのは、札幌市10人(50代男性と70代女性4人、80代女性4人、90代女性)と旭川市の3人(70代男性と80代女性、90代女性)、道が居住地非公表の2人(80代女性と年代・性別非公表)。
道は158人の感染を確認。内訳は、苫小牧市3人(10歳未満女児と20代男性、30代男性)を含む胆振管内17人(室蘭市と登別市各3人など)のほか、石狩管内92人(千歳市12人、恵庭市1人など)、十勝、釧路両管内各13人、空知、根室両管内各5人、渡島管内3人、留萌、オホーツク、日高(新ひだか町1人など)3管内各2人、上川、後志両管内と小樽市居住、山口県居住各1人。クラスター(感染者集団)は▽千歳市の陸上自衛隊北千歳駐屯地(隊員25人)▽空知管内の建設関係の事業所(従業員5人)▽石狩管内のグループホーム(入居者ら5人)▽同管内の医療機関(患者ら16人)▽登別市の登別明日中等教育学校(生徒ら12人)▽十勝管内の食品加工事業所(従業員8人)▽根室市の市立根室病院(患者ら7人)―の計7件発生した。
札幌市は194人(再陽性1人含む)の感染を確認。市内のコールセンターでクラスターが発生し、従業員27人の陽性が判明。専門学校(生徒6人)や医療機関(患者ら16人)でもクラスターとなった、
小樽市は9人、旭川市は3人、函館市は2人の感染を確認した。
また、道と札幌市などは、変異株疑いの感染者を新たに89人確認したと発表。道内の変異株陽性者は確定済みを含め計5179人となった。
道内で治療を終えて回復したのは2万6605人。24日現在の患者数は7326人となり、重症は1人増えて48人。23日時点の入院患者の病床利用数は前日から50床増の1012床となり、過去最多を更新。宿泊療養施設への入所日調整中で自宅待機しているのは15人増の3548人。自宅・施設療養者は2189人となっている。