道と札幌市などは23日、新型コロナウイルスの感染者を新たに605人確認し、11人が死亡したと発表した。日別の新規感染者数が600人を上回るのは5日連続。この日も東京都（535人）を上回り、3日連続で全国最多となった。新規クラスター（感染者集団）は計6件発生した。道内の感染者は延べ3万4581人（実人数3万4504人）、死者は累計で1001人と1000人を超えた。

　死亡を確認したのは、札幌市が10人（60代男女2人、70代男女2人、80代男女4人、90代女性2人）、小樽市が1人（年代・性別非公表）。新規感染者のうち、45・2％の274人の感染経路が不明。

　道は167人の感染を確認。内訳は、苫小牧市3人（30代男女2人と60代女性）、むかわ町2人（60代女性と90代女性）を含む胆振管内28人（登別市6人、室蘭市2人など）のほか、石狩管内63人（恵庭市2人など）、十勝管内16人、空知管内11人、日高管内10人（新ひだか町3人、浦河町1人など）、オホーツク管内9人、留萌管内6人、釧路、根室、上川、渡島4管内各4人、宗谷、桧山、後志3管内と札幌市居住各2人。既存クラスターでは、浦河第一中学校で1人増の計9人、静内農業高校でも6人増の計11人に感染が拡大した。

　札幌市は401人、旭川市は23人、小樽市は9人、函館市は5人の感染を確認した。また、道などは22、23の両日、変異株疑いの感染者を新たに168人確認したと発表。道内の変異株陽性者は確定済みを含め5090人となり、5000人を超えた。

　道内で治療を終えて回復したのは2万6412人。23日現在の患者数は7168人で、重症は47人。22日時点の入院患者の病床利用数は962床。宿泊療養施設への入所日調整中で、自宅待機しているのは3533人。自宅・施設療養者は前日から453人増えて2282人となっている。

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　道などは22日、新型コロナウイルスの感染者を新たに658人確認し、5人が死亡したと発表した。クラスターは計10件発生した。

　死亡を確認したのは、札幌市の5人（80代男女3人と90代男女2人）。新規感染者のうち43・6％の287人の感染経路が不明。

　道は189人の感染を確認。内訳は、苫小牧市7人（10歳未満男児、10代男性、30代男女2人、40代女性、50代男性、年代・性別非公表）を含む胆振管内29人（室蘭市5人、登別市4人など）のほか、石狩管内42人（千歳市3人、恵庭市1人など）、空知管内24人、オホーツク管内22人、十勝管内21人、日高管内18人（新ひだか町3人、浦河町1人など）、釧路管内8人、上川、留萌両管内各7人、後志管内4人、宗谷管内3人、渡島、根室両管内各2人。クラスターとなっている静内高校で10人増の計19人に感染が拡大した。

　札幌市は409人、小樽市は29人、旭川市は29人、函館市は2人の感染を発表した。