道と札幌市などは7日、新型コロナウイルスの感染者を新たに248人確認し、4人が死亡したと発表した。日別の新規感染者数が200人を上回るのは2日連続で、今月に入り4回目。道内の死者は累計で887人、感染者は延べ2万5772人(実人数2万5701人)となった。
死亡したのは、札幌市の4人(60代男性2人と70代男性2人)。
道は、66人の感染を確認。内訳は、胆振管内5人(年代非公表女性2人、年代非公表男性1人、年代・性別非公表2人)のほか、石狩管内33人(恵庭市2人、千歳市1人など)、空知、渡島両管内各6人、十勝管内4人、宗谷管内3人、上川管内と札幌市居住各2人、日高、留萌、根室3管内と岡山県、大阪府居住各1人。
札幌市は、154人の感染を確認。新たなクラスター(感染者集団)は、認可保育施設で5人(園児4人と職員1人)、食品関連会社で従業員10人、サービス付き高齢者向け住宅で6人(従業員5人と利用者1人)の陽性が判明した。
旭川市は13人、小樽市は8人、函館市は7人の感染を確認した。
道と小樽市は、道立衛生研究所などの解析で変異株の感染を新たに25人(うち胆振管内8人、日高管内1人)確定したと発表。全て英国型。また、道と札幌、函館、小樽市は変異株疑いの感染を92人確認。これで道内の変異株陽性者は確定済みの304人を含め、計2405人となった。
道内で治療を終えて回復したのは2万2549人。7日現在の患者数は2336人で、重症は前日から3人増の27人。6日時点の入院患者の病床利用数は、前日から12床増の760床。宿泊療養施設の入所日調整中は、前日から168人増の631人。自宅・施設療養者も41人増の439人となり、医療提供体制の逼迫(ひっぱく)が続いている。