道と札幌市などは4、5の両日、新型コロナウイルスの感染者が新たに414人(4日233人、5日181人)確認され、7人(4日5人、5日2人)が死亡したと発表した。このうち142人の感染経路が不明。日別の新規感染者数が100人を上回るのは16日連続。道内の死者は累計878人、感染者は延べ2万5204人(実人数2万5133人)となった。
死亡したのは、札幌市が発表した5人(70代男女2人、80代男女2人、90代女性1人)、旭川市が発表した2人(70代男性1人、90代女性1人)。
道は4日、16人の感染を確認した。内訳は胆振管内2人をはじめ、石狩管内8人、空知管内と根室管内が各2人、後志管内と釧路管内が各1人。道は5日も45人の感染を確認。内訳は胆振管内9人、石狩管内22人、空知管内6人、十勝管内とオホーツク管内が各2人、後志管内と宗谷管内と根室管内が各1人、群馬県在住が1人。5日に新たなクラスター(感染者集団)が確認され、空知管内の社会福祉施設で職員5人、江別市の酪農学園大学附属とわの森三愛高校で生徒9人の陽性が判明した。既存クラスターでは、苫小牧市の高齢者施設で新たに職員1人の感染が確認され、計10人に感染が拡大した。
札幌市は4日201人、5日128人の感染を確認。新たなクラスターは4日に医療機関で6人、特別養護老人ホームで28人、5日は医療機関で9人、プロスポーツチームで10人の陽性が判明した。
旭川市は4日13人、5日4人、函館市は4日1人、5日3人、小樽市は4日2人、5日1人の感染を確認した。
また、道と札幌市、旭川市は、新たに変異株の疑いを4日61人、5日56人確認した。
道内で治療を終えて回復したのは2万2122人。5日現在の患者数は前日から112人増の2204人、重症は1人増の23人。4日時点の入院患者の病床利用数は、前日から26床増の715床。