道と札幌市などは29日、新型コロナウイルスの感染者が新たに234人確認され、2人が死亡したと発表した。このうち90人の感染経路が追えていない。死者は札幌市の70代と80代男性で、累計は856人となった。感染者は延べ2万3983人(実人数2万3917人)。
道は29日、28人の感染を確認した。内訳は、苫小牧市1人、安平町1人を含む胆振管内5人、空知管内2人、石狩管内16人、上川管内1人、オホーツク管内3人、十勝管内1人。
札幌市は172人(うち再陽性1人)を確認。函館市は3人、小樽市は2人、旭川市は29人の感染をそれぞれ確認した。
新たなクラスター(感染者集団)は、札幌市の薬局で従業員5人、コールセンターの従業員5人の陽性が判明した。
既存のクラスターでは、苫小牧市の高齢者施設が職員1人増の計9人(職員4人、入居者5人)となった。札幌市の医療機関で5人(職員1人、患者4人)増の計110人(職員53人、患者57人)、北辰病院で職員1人増の69人(職員5人、患者64人)、認定こども園で職員1人増の計23人(職員10人、患者13人)のほか、医療機関や小学校、幼稚園、有料老人ホームで感染が拡大した。旭川市でも、カラオケのある飲食店で客1人増の計10人(従業員4人、客6人)、旭川龍谷高校で生徒10人増の計21人(生徒12人、教員1人、非公表8人)となった。
道内で治療を終え回復したのは2万1501人。29日現在の感染者は102人増の1626人。重症は前日から1人増の22人。28日時点の入院患者の病床数は前日から11床増の635床となっている。