道と札幌市などは27日、新型コロナウイルスの感染者が新たに121人確認され、6人が死亡したと発表した。このうち51人の感染経路が不明。日別の新規感染者数が100人を上回るのは8日連続。道内の死者は累計で849人、感染者は延べ2万3530人(実人数2万3468人)となった。
死亡したのは、札幌市が5人(70代女性1人と90代男女4人)、旭川市が1人(70代男性)。
道は、23人の感染を確認。内訳は、苫小牧市2人(20代女性と60代女性)のほか、石狩管内14人、空知管内2人、後志、渡島、上川、オホーツク4管内各1人、東京都居住1人。新たなクラスター(感染者集団)は、石狩市の石狩翔陽高校で生徒15人、石狩管内の飲食店で20~30代の利用客や従業員ら8人、石狩管内の「友人宅の会合」で20代7人の陽性が判明した。既存クラスターでは、苫小牧市の高齢者施設で新たに職員1人が陽性となり、計8人に感染が拡大した。
札幌市は、75人の感染を確認。市内の有料老人ホームで新たなクラスターが発生し、20~90代の入居者と従業員計10人の陽性が判明した。
小樽市は、3人の感染を確認。市内の高齢者施設でクラスターが発生し、入所者と職員計5人の感染が分かった。
旭川市は15人、函館市は5人の感染を確認した。
また、道と札幌市、旭川市、函館市は新たに25人の変異株感染が確定したと発表。全て英国型。道発表分は16人で、このうち胆振管内は7人。さらに道や札幌市などは、変異株疑いの感染を新たに87人確認。これで道内の変異株陽性者は確定済みの253人を含め、計1467人となった。
道内で治療を終えて回復したのは2万1282人。27日現在の患者数は前日から3人増の1399人、重症は4人減って21人。26日時点の入院患者の病床利用数は、前日から27床増の646床となっている。