道と札幌市などは24、25の両日、新型コロナウイルスの感染者を新たに270人(24日160人、25日110人)確認し、11人(24日6人、25日5人)が死亡したと発表した。このうち108人の感染経路が不明。日別の新規感染者数が100人を上回るのは6日連続で、日曜日が3桁台となるのは1月31日(104人)以来約3カ月ぶり。道内の死者は累計で837人、感染者は延べ2万3270人(実人数2万3208人)となった。
死亡したのは札幌市の11人(70代男女6人、80代男性4人、90代男性1人)。
道は24日、38人の感染を確認。内訳は、胆振管内2人(年代・性別非公表)のほか、石狩管内19人(恵庭市6人など)、オホーツク管内5人、上川管内4人、空知管内3人、札幌市居住2人、十勝、釧路、根室3管内各1人。苫小牧市の高齢者施設で新たなクラスター(感染者集団)が発生し、30~90代の5人(入居者3人、職員2人)の陽性が判明した。既存のクラスターでは、網走市の飲食店で2人増の計10人となった。
25日も道は、24人の感染を確認。内訳は、苫小牧市1人(80代女性)を含む胆振管内5人(年代・性別非公表3人と70代女性)のほか、石狩管内9人(千歳市2人など)、オホーツク管内5人、十勝管内3人、日高、上川両管内各1人。
札幌市は24日、110人の感染を確認。市内の高校で新たなクラスターが発生し、生徒7人の陽性が判明した。25日は、81人(再陽性1人含む)の感染を確認した。
旭川市は24日8人、25日2人の感染を確認。小樽市は24日4人、25日2人の感染を発表。函館市は25日に1人の感染を確認した。
また、道と札幌市、小樽市は24、25の両日、変異株疑いの感染を新たに163人(うち札幌市127人)確認したと発表。これで道内の変異株陽性者は国立感染症研究所などの解析で確定済みの228人を含め、計1303人となった。
道内で治療を終えて回復したのは2万1108人。25日現在の患者数は前日から69人増の1325人となり、重症は24人。24日時点の入院患者の病床利用数は、前日から1床増の594床となっている。