道と札幌市などは23日、新型コロナウイルスの感染者が新たに158人確認され、5人が死亡したと発表した。このうち56人の感染経路が不明。日別の新規感染者数の3桁台は4日連続で、150人を上回るのは2日連続。道内の死者の累計は826人、感染者は延べ2万3000人(実人数2万2939人)となった。
死亡を確認したのは、札幌市が4人(40代女性、70代女性、80代男女2人)、道が1人(居住地非公表の80代男性)。
道は、31人(再陽性1人)の感染を確認。内訳は、苫小牧市3人(30代女性と40代女性、90代女性)を含む胆振管内7人のほか、石狩管内15人(恵庭市1人など)、オホーツク管内6人、空知管内3人。網走市の飲食店で新たなクラスター(感染者集団)が発生し、50~70代の8人(利用客6人、経営者と従業員各1人)の陽性が判明。既存のクラスターでは、空知管内の農業用資材製造事業所で3人増の計9人に感染が拡大した。
札幌市は、118人の感染を確認。市内の医療機関で新たなクラスターが発生し、6人(患者5人、職員1人)の陽性が判明。認定こども園でも6人(職員5人、園児1人)の感染が分かり、クラスターに認定された。市立西園小学校(西区)でも新たなクラスターが発生し、児童7人の陽性が判明した。
旭川市は8人、小樽市は1人の感染を確認した。
また、道と札幌市、旭川市、函館市は、変異株疑いの感染を新たに85人(うち札幌市71人)確認したと発表した。これで道内の変異株陽性者は、国立感染症研究所などの解析で確定済みの228人を含め、計1140人となった。
道内で治療を終えて回復したのは2万980人。23日現在の患者数は前日から67人増の1194人で、重症は25人。22日時点の入院患者の病床利用数は、前日から15床減って552床となっている。