道と札幌市などは22日、新型コロナウイルスの感染者が新たに153人確認され、5人が死亡したと発表した。このうち67人の感染経路が不明。日別の新規感染者数が150人を上回るのは1月20日(164人)以来、約3カ月ぶり。道内の死者は累計で821人、感染者は延べ2万2842人(実人数2万2782人)となった。
死亡したのは、札幌市の5人(50代男性と60代男女2人、70代男性、80代女性)。
道は、15人の感染を確認。内訳は、胆振管内2人(年代・性別非公表)のほか、空知管内5人、オホーツク管内3人、日高、石狩両管内各2人、留萌管内1人。空知管内の農業用資材製造事業所で新たなクラスター(感染者集団)が発生し、20~50代の職員6人の陽性が判明した。
札幌市は、126人の感染を確認。同市の日別の新規感染者数が100人を突破するのは、1月15日(107人)以来。市内の医療機関で新たなクラスターが発生し、30~90代の9人(患者5人、職員4人)の陽性が判明。コールセンターでも20~40代の従業員5人の感染が分かり、クラスターと認定された。
旭川市は10人、小樽、函館両市は各1人の感染を確認した。
また、札幌市、道、小樽市は、変異株疑いの感染を新たに91人確認したと発表した。これで道内の変異株陽性者は国立感染症研究所などの解析で確定済みの228人を含め、計1055人となった。
道内で治療を終えて回復したのは2万894人。22日現在の患者数は前日から51人増えて1127人で、重症は25人。21日時点の入院患者の病床利用数は、前日から2床減の567床となっている。