新型コロナウイルスのワクチン接種について、苫小牧市は21日までに、市外の住民が市内のかかりつけ医療機関で接種を希望する場合の対応を決めた。東胆振4町の住民の接種予約は6月1日から受け付け、東胆振以外の住民については同日以降、必要な手続きを経て予約が可能になる。
ワクチンは原則、住民票所在地で接種するが、長期入院など、やむを得ない事情がある場合、居住地外の接種を認めている。
東胆振の住民が市内のかかりつけ医療機関で接種する場合、市のコールセンターへ6月1日以降に連絡し、居住地の役場から送付される接種券の番号を登録。その後、市の予約サイトや電話など、各医療機関の受け付け方法に応じて予約する。
東胆振以外の住民は、市健康支援課に住所地外接種届を提出し、同日以降に届け出済証を入手。その後、医療機関に予約が可能となる。
一方、市内に住民票を置いたまま市外の高齢者施設などに入所し、接種券の入手が困難な場合、市は入所先の施設へ直接、接種券を送付する。希望する場合は施設職員や家族、ケアマネジャーなどから市の介護福祉課へ電話で申し込む。申し込み後、施設への入所実態を確認した上で、接種券を郵送する。
介護福祉課の電話は0144(32)6340。