道と札幌市などは21日、新型コロナウイルスの感染者が新たに124人確認され、7人が死亡したと発表した。このうち48人の感染経路が不明。日別の新規感染者数が3桁台となるのは2日連続で、120人を上回るのは2月4日以来、76日ぶり。道内の死者は累計で816人、感染者は延べ2万2689人(実人数2万2629人)となった。
死亡を確認したのは、札幌市が6人(70代女性2人、80代男女3人、90代女性)、旭川市が1人(70代女性)。
道は、20人の感染を確認。内訳は、苫小牧市の3人(年代・性別非公表)を含む胆振管内5人のほか、石狩管内11人(恵庭市2人など)、空知、留萌、十勝3管内各1人、東京都居住1人。
札幌市は、99人の感染を確認。市内の飲食店で新たなクラスター(感染者集団)が発生し、20~70代の従業員5人の陽性が判明した。
旭川市は、4人の感染を確認。市内の2カ所の飲食店で利用客ら7人の陽性が判明し、クラスターと認定された。
小樽市は、1人の感染を確認した。
また、道立衛生研究所などの解析で、道は17人、札幌市は6人、函館市は4人の計27人の変異株感染が確定したと発表した。全て英国型。道発表分のうち胆振管内は6人(20代男性と50代男性、年代・性別非公表4人)。さらに道と札幌市、旭川市、函館市は新たに変異株疑いの感染を45人確認。これで道内の変異株の陽性者は確定済みの228人を含め、計964人となった。
道内で治療を終えて回復したのは2万797人。21日現在の患者数は前日から34人増の1076人となり、重症は24人。20日時点の入院患者の病床利用数は、前日から35床減の569床となっている。