道と札幌市などは20日、新型コロナウイルスの感染者が新たに106人確認され、4人が死亡したと発表した。このうち32人の感染経路が不明。日別の新規感染者数が100人を上回るのは3日ぶりで、4月に入り4回目。道内の死者の累計は809人、感染者は延べ2万2565人(実人数2万2505人)となった。
死亡したのは、札幌市の4人(80代男女3人と90代女性)。
道は、9人の感染を確認。内訳は、苫小牧市の50代男性公務員1人のほか、空知管内4人、石狩管内2人、上川、十勝両管内各1人。
札幌市は、78人の感染を確認。市内の医療機関で新たなクラスター(感染者集団)が発生し、60~70代の患者7人の陽性が判明。認定こども園でも8人(園児、職員各4人)の感染が分かり、クラスターと認定された。
旭川市は17人、函館、小樽両市は各1人の感染を確認した。
また、道と札幌市、旭川市、函館市は、変異株の感染を新たに41人確認したと発表した。これで道内の変異株陽性者は国立感染症研究所などの解析で確定済みの201人を含め、計919人となった。
道内で治療を終えて回復したのは2万714人。20日現在の患者数は前日から11人増えて1042人となり、重症は23人。19日時点の入院患者の病床利用数は、前日から27床増の604床となり、600床を超えた。