道と札幌市などは12日、新型コロナウイルスの感染者が新たに58人確認され、3人が死亡したと発表した。このうち17人の感染経路が不明。日別の新規感染者数が50人を上回るのは14日連続。道内の死者は累計で780人、感染者は延べ2万1838人(実人数2万1778人)となった。
死亡したのは、札幌市の3人(70代女性と80代男性2人)。
道は、7人の感染を確認。内訳は、胆振管内2人(40代女性と50代男性)のほか、石狩管内3人、後志管内2人。胆振管内の「知人同士による会合」で新たなクラスター(感染者集団)が発生し、20代の5人の陽性が判明した。
札幌市は、47人の感染を確認。市内のグループホームで20~90代の12人(入居者8人、従業員4人)の感染が分かり、新たなクラスターと認定された。
函館市は、4人の感染を確認した。
また、道と札幌市は道立衛生研究所などの解析で、新たに14人(道13人、札幌市1人)の変異株感染を確定したと発表した。道発表分のうち、2人は胆振管内の女性(共に年代非公表)。さらに札幌市と旭川市は、変異株の疑いの陽性者を新たに45人確認。道内の変異株陽性者は確定済みの138人を含め、計588人となった。
道内で治療を終えて回復したのは2万190人。12日現在の患者数は868人で、重症は21人。11日時点の入院患者の病床利用数は、前日から1床増の484床となっている。